今回はPCBのはんだ付けなどについての記事です。
PCBのMCUのテスト
まずはんだ付けに一番気を遣うMCU(ATmega32U4)をつけて動作確認を行う。USBでPCと接続するためにUSBのD-、D+、VBUS、GNDのラインとセラロック、容量が1μF以上のコンデンサもはんだ付け。そしたらPCにUSB接続して認識されるか確認する。デバイスマネージャーでATmega32U4が見えていればOK。
はじめ「不明なUSBデバイス(デバイス記述子要求の失敗)」となって認識されなかったので焦った。新しく導入した素子のつなぎ方を間違えたのかと思ったが、原因は1μFのコンデンサを省略していたせい。これをつけたら無事認識された。つまり0.1μFのコンデンサはなくても動くのだけれど、まあでも一応つけておく。
PCBのキースイッチ回路の確認
MCUが認識されたらファームを書き込んでちゃんとキースイッチの回路が動作するかを確認する。たくさんあるスイッチとダイオードをはんだ付けしてからミスに気付くと悲しいので。金属製のピンセットで1個ずつ導通させ、PCで入力されるかをチェック。こちらも無事に動作することを確認。
スイッチのフットプリント位置がずれている…
以上が確認できるとPCBはOKと思うものだが、なんとなく嫌な予感がしてPCBをよく観察していたら、6uスペースキー用のスイッチの位置だけずれていることに気づく…。ま、まぁ、こんなこともあろうかと分割できるようにしていたんだもんね(たまたまです)。初めてPCBを作った時も似たようなミスをしたけど、どうすればズレがないことを確認できるんだろうか?誰か良い方法を知っていたら教えてください。
ということで、6uのスペースキーではなく1u、2u、3uの分割にすることに。そのためには3uのスタビライザーのワイヤーを手に入れる必要がある。最近では遊舎工房で購入できるでありがたい。使おうと思っているDUROCKのスタビライザーに適合する太さなのかちょっと心配。
まあでも(他に気づいていないミスがなければ)使うことはできるので気を取り直してダイオードのはんだ付け。
使用するキースイッチは現在選定中。一度はんだ付けすると外すの面倒なのでキメラスイッチは使わない方針。個体差によってスイッチ接点に問題が起こったりするからだ。いくつかのスイッチを少数だけ買って試しているけど、おかげでまた家の在庫スイッチが増える…。5個とか10個だけとかのスイッチは、いったいどうすれば整理できるのだろうか(同じ問題が工具や本でも起こっている)。広くて収納がたくさんのアトリエが欲しい。いやまてよ?部屋が狭いからだいぶ抑制できているのかもしれない。
次の記事ではケースの組立について書く予定です。