月見草エキス配列をさわり始めてから約3ヶ月。気持ちよく打鍵できるパターンとそうでないものが見えてきました。もとのままでは自分には合わないなと思い始めたので、キー割り当てをいじってみることにしました。
月見草エキス配列の合わないところ
まだまだ打鍵速度は遅いが、ブログ記事をかけるくらいには月見草エキス配列を習得した。 拗音打鍵がかなり気持ちいいことを実感する一方、自分には合わないなと思う点がでてきた。 以下は月見草エキス配列のキー割り当て図。

自分に合わないなと思うのはこれらの点。
- 右小指の割り当てが多く、打ち分けるのが難しい
- 運指が辛いパターンがある一方で、自分は打ちやすい運指に割り当てがない
それぞれ以下に詳細を述べる。
右小指の割り当て
月見草エキス配列では、右手のホームポジションの1列外側にもかな割り当てがあり、そのために小指で5キーを打ち分ける必要がある。これがどうも自分には難しい。
「ふ」、「こ」がとても遠くに感じ、ミスタイプが多い。
また「っ」もミスタイプが頻繁に起こる。
長年QWERTY配列のローマ字日本語入力に慣れたせいなんだろうか?これらのキーはローマ字の入力には必要ないので訓練されていないのかもしれない。
あるいはそもそも小指でホームポジションの外側は器用に打てないのか?
市販品日本語キーボードでかな入力をする場合、Lキーの3つ右までかな割り当てがある。 普段かな入力をしている人はそのことに慣れていて、右小指もよく訓練されているのだろうか?
運指が辛いパターン
以下は自分にとって運指が辛い割り当て。「」は月見草エキス配列での割り当て、()はロースタッガードのQWERTY配列でのキー割り当てを表す。
- 「ざ」(CF)
- 「ち」(’I)
- 「み」(/I)
- 「ひ」(.I)
- 「び」(,O)
- 「ふぇ」([O)
ただし「ざ」は、自分がCキーを人差し指で打鍵するせいかもしれない。
運指が悪くないのに割り当てがないパターン
後置シフトとの組み合わせで、(自分にとっては)打ちやすいのに割り当てが無いパターンは以下の通り。
- (CE)「はゃ」
- (CI)「はぃ」
- (XO)「でぇ」
- (ZO)「きぇ」
- (QO)「ーぇ」
- (RO)「くぇ」
CEに割り当てがないのは理解できる。教本的な指使いなら同じ指で別のキーを連続打鍵することになるからだ。 そういうパターンは打ちづらい。 自分はCキーを人差し指で打鍵するので辛くない。CEは英語では名詞の末尾など頻出するパターンなのでこれに適応した気がする。 上のかな2文字は日本語では出現がないようなパターンとなっているので、前述の打ちづらいパターンの置き替え先として都合がいい。
キー割り当てをどう変更するか?
最も辛く感じるのは右手の小指の打ち分けだ。「ふ」と「こ」を別のキーに割り当てたい。
これを考え始めた時に、実は「、」の割り当て位置も気になっていることを思い出す。
「は」とのつながりがとても悪いのだ(同じ指による違うキーの連続打鍵)。
一方「。」は文章を書くときには流れるように打てる。「す」や「た」などとのつながりがよい。
このことが「、」の割り当てがしっくりこないことをより強く意識させる。
そこで「ふ」、「こ」、「、」を入れ替え、どれか一つは上に挙げた運指が悪くない2打鍵へ押しやることを考える。
「ふ」、「こ」、「、」の頻度は、ここによれば、それぞれ58位(0.403%)、15位(2.210%)、11位(2.614%)となっている。別のサイトでは53位(0.465%)、16位(2.128%)、9位(2.874%)となり近い。 どのようなサンプルを分析するかで多少の差異はあるが、ざっくり言えば「、」と「こ」は同程度に頻度が高く、「ふ」はそれに比べると頻度が低い。
そういう点では「ふ」を2打鍵に押しやるのが良さそうだが、この拗音も同じキーの後置シフトになっていて、セットになっている。
これは崩したくない。
そこで「ヴ」とそっくり入れ替えてしまうことにする。
自分的にはこの方が「ふ」をタイプしやすい。
「ヴ」は頻度が低いだろうから打ちづらくても気にならない。
また「け」の後置シフトは「ぁぃぅぇぉ」。もともと拗音が割り当てられている配列なので、これらを独立して打つことはほとんどないはず。
そこで、「こ」の後置シフト(「ち」とその拗音)と入れ替えることにする。
後は「こ」の単打鍵を移せればよい。
頻度は「、」の方が「こ」よりも高いので単打にすべきだろう。ただ自分の打鍵癖だとGキーは最適ではない。「、」の前に来る文字の頻度をここのデータから調べてみると、「は」が最も出現率が高い。しかし自分はCも人差し指で打つので、同じ指で違うキーの連続打鍵となって速く打てないし、打ちづらい。

一番頻度の高いパターンが打ちづらいのはやっぱり避けるべきと思うので、「、」は動かすことにしてGキーの単打に「こ」を配置する。
では「、」をどこに動かすか?
「、」を上に挙げた打ちやすい2打鍵にした場合に、どれが打ちづらいかも調べてみたのが表の右側。
頻度が20位までで88%を占める(4列目の数値)ので20位までを考えることにする。
打ちづらいパターンの割合だけ書き出し、その和をとるとCE、CIが16%と最も低くて成績が良い。
このうちCEはもともとCFに割り当てられていた「ざ」に割り当てることにする。
変更前と同じ左手2打鍵でマイナーチェンジで済むからだ。
よってCIに「、」を割り当てることにする。
またピンクで数値を示したパターンはCを人差し指で打つという自分の癖のために打ちづらいのだが、これを中指で打てるように訓練できれば一転して打つのが気持ちいいパターンになる。
このこともCIに「、」を割り当てる理由となった。
そんなわけで打ちづらい「ざ」は(CE)に割り当てることにする。 一方で「み」「ひ」「び」は動かしづらい。拗音がセットになっているからだ。 これはすぐに解決策が浮かばないので、ひとまず元のままにしておくことにする。
変更後の配列
変更後の配列図はこの様になった。

変更点まとめ
- 「ふ」([)とその後置シフト、「ヴ」(Y)とその後置シフトの入れ替え
- 「こ」(’)の後置シフトの「ち」とその拗音と、「け」(B)の後置シフトを入れ替え
- 「こ」(’)の単打を「、」(G)へ
- 「、」を(G)から(CI)に
- 「ざ」の割り当てを(CF)から(CE)に
さて、これをオリジナルの月見草エキス配列と区別するために名前がいる。 「月見草エキス配列kc-ed」と呼ぶことにする。
あとがき
やはり実際にさわってみるといろいろ気づくことがあります。
またひとつでもかな配列をさわってみると、今まで他人事で全く関心のなかった様々なかな配列の割り当て図を見るのが面白くなってきたので不思議なものです。
この記事は自作したオリジナルキーボードpbkb48(月見草エキス配列)で書きました。




















