2024年のキーボード活動を振り返ります。
良い打鍵感とは何かを考える
年明けに最初に書いたのが打鍵感について書いたこのブログ。 kgnwsknt-chef.hatenablog.com
「良い打鍵感」という言葉は結構使いがちですが、一体それは何なのかはっきりと言語化できる人はどれくらいいるでしょうか? 記事を読んだ人が自分にとっての良い打鍵感って何だろうかと考えるきっかけになったらいいなと思います。
分割キーボード2作目
分割キーボードのエンドゲームを目指して製作しました。 初めて3Dプリントケースを塗装した時の不満を解消し、2回目の塗装となった今作はかなりきれいに仕上がりました。 パテ埋めやステンレス板の研磨など学びも多く、自分のDIYのレベルアップにもなりました。 しばらくこのキーボードを使っていましたが、分割キーボードを使ったからといって姿勢はよくなりませんね。
持ち運び用薄型40%キーボード
ずっと作りたいと思っていた持ち運び用のコンパクトな40%キーボードを自作しました。
物理的なキー配列は、row staggeredでキーの境界で十字が現れない真正row staggeredとでも呼ぶようなものにできたし、Vialも使えるようにできました。 40%サイズのキーボードとしては自分にとっての最終形に近いのではないかと思っています。 数字や記号の入力がまだスムーズにできないのでキーの割り当てをさらに改善してきたいところです。
キーの割り当ての最適化について考える
自作したキーボード入力記録アプリで収集した自分のタイピングデータをもとに、自分にとってのキー配列最適化ができないかとあれこれ考えていました。 左右の指で交互に打鍵するよりも、片手で異なる指の連続打鍵のほうが速く入力できる、というのが自分の仮説で、そういうパターンはどのようなものかを調べていました。 ただ、自分のタイピングデータを分析してみると「with」という左右交互でも速い打鍵パターンがあることに気づき、一体どういうパターンが速いのかわからなくなってしまいました。 そのために完全にこのプロジェクトは止まっています。
ふと眺めているとwithも入力が速いことに気づく
— 機嫌を損ねたシェフ (@kgnwsknt_chef) 2024年8月29日
でもこれは左右左右という左右交互の入力。左右交互でも速く打てる場合があるのかぁ
わからなくなってきた… https://t.co/SIDgEK0FNK
ただこの解析をしたことでpythonでGIFアニメを作れるようになったり、アルゴリズムを少し勉強したりしたのでまあよし。
英語タイピングテスト時の4連続入力の運指を図示
— 機嫌を損ねたシェフ (@kgnwsknt_chef) 2024年8月20日
速い100パターン
無駄にアニメ化 pic.twitter.com/Kf2U1Ix4Qn
キーボード記事のリスト
キーボードについてこれまで書いてきたブログ記事を整理して並べてみました。 はてなブログは単に時系列で並べるだけなので、自分のキーボード研究を俯瞰できて、なおかつサイトマップみたいになって良いかなと。 皆さんのキーボード自作の参考になれば幸いです。
タイピングテスト
今年もほぼ毎日Monkeytypeでタイピングしてました。今年はようやく130WPM(50wordsまたは30s)の壁を越えました。
やったね!
これまでは徐々にタイピング速度が向上していましたが、最近は結構頭打ちになってきました(下図)。 ただやみくもに繰り返す、というのの限界にきている気がします。 むしろ最近は下降気味のトレンド…。 自身のタイピング力を向上させるには別のやり方をするべきかもしれません。

まとめと来年の展望
持ち運び用キーボードを自作したところで作りたいと思っていたキーボードは一通り自作した気がします。
どれも悪くない80点を超える出来なのですが、95点を超えるエンドゲームと呼べるようなものはまだありません。
自作してきたどのキーボードもちょっとした不満点がどこかにあります。
どうやって不満を解消してエンドゲームにたどり着けるのか?
エンドゲームまでの道のりはまだ長い...。
2024年の12月は引っ越しの準備のためにキーボードの進捗が止まっていますが、Kailh choc V2互換のロープロファイルのキースイッチで65%くらいのサイズのキーボードを試してみたくなっています。引っ越し後に落ち着いてきたら自作しようかな?
この記事は自作したオリジナルキーボードunity69で書きました。